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三寒四温を繰り返しながら、飯舘村にも春が訪れております。
先日、いいたて希望の里学園の卒業式、までいの里のこども園の卒園式、そして日頃より村と連携して活動して頂いている福島大学食農学類の第一期生の卒業式に出席致しました。
学園の卒業式は、在校生の送辞を受けての卒業生の想いの込められた答辞、1学年から8学年までの在校生全員と先生方による「明日へつなぐもの」、「旅立ちの日に」の輪唱と、飯舘村の学園らしい、お一人おひとりに寄り添ったセレモニーに深く感動致しました。また卒業生の皆さんは「いいたて学」の一貫として、村産「里山のつぶ」と学園産「ごんぼっぱ」で作った凍み餅用のラベル「凍み地味(じみ)」や、しみたんキャラクターを福島大学と連携して作ってくださいました。ユーモア溢れる創意に思わず笑みがこぼれます。
こども園の卒園式でも、飯舘村の希望であり宝である子ども達の健やかなお姿を拝見して、心躍るひと時を過ごさせていただきました。保護者の皆さまの日頃よりの愛情溢れるお育みに心より感謝申し上げます。誠におめでとうございます。
そして、村では四月一日より「出産祝い金制度」を創設いたします。新たに生まれたお子様お一人につき二十万円を支給するものです。また令和五年度入学生からを対象として、小学校、中学校への入学時に十万円、高等学校への入学時に二十万円を支給する「子育て応援支援金」も新設いたします。村の希望であり宝である新しい命の誕生を祝し、その羽ばたきをふるさとが応援していく。村民が昔から培ってきた心を、村の将来への布石として新たに制度化致しました。
子ども達の笑顔には人の心を明るくする無限の力があります。それは親世代のみならず、ご高齢の皆さまの活力にも繋がっていく大切な要素です。世代間の隔てなく、村のうちそとの隔てなく、お一人おひとりがワクワクする楽しい村(ふるさと)を実現していくために、一層の力を入れて参ります。