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ふるさと飯舘村の「味わい」を愛し、楽しむ「愛楽故郷味(あいらく・ふるさと・み)」。
8月15日。太平洋戦争の終戦から77年を迎えました。
『「千万(ちよろず)の命の上に築かれし平けき世を生くる悲しさ」この句を深く味わう夏が過ぎ、もう9月。収穫の恵みに喜ぶ長月となります。おかげ様と気付かされるほどに「せめてもの」の心と日々を大切にしたいと思います。』と昨年9月号巻末に掲載してから早1年。一日一日の大切さを感じる中、8月23日には3年に一度の飯舘村戦没者追悼式を執り行い、8月25日には村で41人目となる100歳をお喜び申し上げました。
百寿をお迎えになられたとは思えぬ矍鑠(かくしゃく)としたお姿で、終始ご起立のまま賀寿や記念品を受け取られ「生死紙一重の瞬間を生き抜いた経験が今につながっています」とのお言葉に、その時代、時代の苦難を懸命に力強く乗り越えてきた方々の営みあってこその、このふるさと飯舘村であったと、目頭を熱く致しました。
最近、「わくわく」と言うキーワードを方々で聞くようになりました。「待ち遠しく感じること」「意欲を燃やせるものを見つけること」は『健やかさ』から生まれます。村でも県立医大との連携協定や医師の確保、つながっぺや地域サロンでの介護予防活動などさらに力を入れていきます。