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朝夕の冷え込みが増し、季節の深まりを一層感じられる飯舘村。実りの秋です。
10月4日には第一部に敬老会、第二部にはコロッケさんをお招きしての70周年記念イベントが開催され、会場は約600人もの多くの村民の皆様の笑顔で溢れました。今日の村を築き、ふるさとを守り続けてこられた先輩方への感謝と、新たな節目を迎えられた喜びをともにすることができました。開催にご尽力いただいた全ての皆様に、心より御礼申し上げます。
そして、この記念すべき70周年の年に、もう一つ、大変喜ばしい出来事がありました。飯舘村内で丹精込めて育てられた「里山のつぶ」を、宮中で執り行われる新嘗祭に献穀するという、この上ない栄誉に浴したことです。村としては実に58年ぶりとなります。
新嘗祭は、天皇陛下御自らその年の収穫に感謝され、国家国民の安寧と繁栄を祈る古来からの大切な宮中祭祀と承っております。震災と原発事故によって、かつてない困難に直面した村でしたが、農家の皆様をはじめ、多くの方々が再生への希望を失うことなく、懸命なご努力を積み重ねてこられました。豊かに実ったお米を献穀することは、村の歴史の上でも大きな誇りとなるものであり、農業の再生に取り組んできた、これまでの歩みを象徴する、誠に感慨深い出来事です。この喜びを村民の皆様と分かち合えることを、大変嬉しく有り難く存じます。
10月は各地での出店や仙台市内での飯舘村フェア開催など、飯舘村の魅力と村産食材の可能性を広く発信することができた月間となりました。そして、宮城県や銀座のシェフの皆様、生産農家の皆様と「いいたての牛」の試食会などを重ねてきた結果、いよいよ来月から村民待望の「飯舘牛」ブランドの再始動が本格化します。
赤蜻祭ではいいたてっ子の成長に驚かされ、秋まつり等の村行事では村民の心根の優しさと元気のよさに顔がほころぶなど、村ならではの「豊穣の喜び」を堪能する月となりましたことに感謝いたします。
立村70周年は、これまでの歩みを振り返ると同時に、新たな未来へ向けた出発点でもあります。魅力溢れる飯舘村を皆様と築き上げるべく、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。