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夏も真っ只中の葉月。飯舘村の夏は今年もワクワクするイベントが目白押しでした。
8月3日だけでも、復元古代炉での玉鋼(たまはがね)の精錬から貴重な「蕨手刀(わらびてとう)」の作成までをわずか1日の中で目の当たりにできる「山の向こうから鐡(てつ)を打つ音が聞こえる」というイベントから始まり、図図倉庫さんでの「常設展示お披露目会」、酷暑でも日が暮れれば涼しさを感じる気候を活かした「第3回いいたてナイター駅伝」がありました。
また11日には近づく台風をはねのけての「いいたて夏まつり」、12日は図図倉庫さんでの映画上映「飯舘村で生きて、生きて、生きろ。を観る会」、18日は「ごきげん対談コンサート&ごきげんマルシェ」、24日は「チンドンバンド練り歩き」、25日は「スーパーカーフェスティバル」など怒涛のイベントラッシュとなりました。
ふるさとの担い手の皆さまの創意工夫によるワクワクする時間をお過ごしいただけたのではないでしょうか?
そして、この夏休み、季節が真逆となるオーストラリアで語学研修を行う「希望の里WAKUWAKU Eツアー」も実施されました。海外での貴重な語学研修・異文化体験を経て、またひとつ成長した子ども達のこれからが楽しみでなりません。
村民の皆さまは、飯舘村民歌「夢大らかに」をご存知のことと思います。私は「村を興さん」「村を富まさん」という歌詞に思い入れがあります。そこに込められた先人の想いを感じます。
この「村」という言葉には村民お一人お一人の存在や生活、人生が内包されています。皆で起き上がろう、駆け上がろうという強い心意気が込められていると思っています。
今こそ、お一人お一人が輝きながら、ワンチームとなって「村」を「興し」、「富ませる」時なのだと感じます。「ワクワク」は新しい意欲を産み出すエッセンスです。
これからなお一層、ふるさとの担い手たる皆さまの活躍と健やかさのために、村は力を尽くして参ります。どうぞご期待いただければ幸いに存じます。