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雨の日も徐々に増え、夏の気配が近づく水無月。
村で45人目となる百歳の日をお祝い申し上げました。戦前戦後の日本を支え、地域と村を育んでこられたそのご人生を尊び、敬愛の念をもって、ご家族の皆様、いいたてホームに入所の皆様、職員の皆様とともに、手作りのケーキを囲んでお慶び申し上げました。このコラムをご覧の皆様も、ぜひ元気な百歳を目指していきましょうね!
実はこの原稿は、福岡市での「日本で最も美しい村」連合定期総会2024に向かう道中で書いています。2日目に参加者全員で視察研修にお伺いする「東峰村」では「いいたて雪っ娘かぼちゃ」が栽培されています。平成29年の九州北部豪雨で被災された方々が「地域と人を繋いでくれる娘」を、令和3年から栽培されているとのことで、東峰村の皆様にご挨拶と御礼をさせていただきたいと思っております。
6月11日には、この「いいたて雪っ娘かぼちゃ」の普及と栽培、加工に精力的に取り組んでこられた渡邊とみ子さんが農家民宿「古今呂(こころ)の宿 福とみ」をオープンされました。詳しくは今月号の記事をご覧いただきたいと思いますが、是非とも村内外の多くの皆様にご愛好いただきたく存じます。
そして、6月15日から開講した「合宿通学」では、新規就農者技術習得管理施設「農業研修館きらり」のプレオープンを兼ねて、宿泊する子ども達が沢山の思い出を重ねてくれました。20日のまでいな家での夕食では、滋味豊かな郷土料理をご提供くださった髙橋トク子さんのお話に真剣に聞き入る子ども達の姿に、私も20年前の職員時代にボランティアで参加した合宿通学のことを思い返していました。20年前に参加していた6年生のうちのお一人が、今は役場職員になっていることを子ども達に話しました。合宿通学での経験や思い出をもとに、将来、村内で働いたり、合宿通学のアドバイザーになっていただけたら、これ以上の喜びはありません。ぜひ皆様にも「きらり」と光る将来に夢を馳せていただければと思います。
今年は各集会所等にて住民懇談会を開催しています。出来るだけ多くの皆様のお声をお聞かせいただければと思います。また来月以降、村内外で様々な主体によるイベントが増えて参ります。村の公式LINEでは逐次、情報を配信しておりますので、ぜひご登録ください。厳しい暑さを前に、体調を整えながら、笑顔で健やかにお過ごしくださいますようお願いいたします。