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愛楽故郷味(第18回)

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印刷ページ表示 更新日:2024年2月5日

遠藤哲教育長に心からの感謝と哀悼の誠を捧げます

 能登半島地震で被害に遭われた多くの方々の御身を案ずる毎日です。
 皆さまにおかれましても「常日頃から備えること」「常日頃から家族と話し合っておくこと」を是非お願い致します。村としても危機管理体制を常に見直して参ります。

 村では1月5日から、村内各所に義援金募金箱を設置し、村社会福祉協議会を通じた取りまとめを行っております。皆様の温かいお心をお寄せいただければ有難く存じます。

 皆さまに、とてもつらく悲しいことではありますが、ご報告致します。
 去る1月24日に、遠藤哲教育長がご逝去されました。

 東日本大震災とその後の原子力発電所事故による全村避難、村外への学校移転の中、平成23年8月に飯舘中学校の校長として赴任されたのが飯舘村との初めてのご縁でした。

 不安を抱える子ども達や先生方を鼓舞し『厳しい学習環境は「我慢」する心を育て、多くのご支援が「感謝」の気持ちを育てる』と、現状を捉え直すことからはじまり「今だから、飯舘中だからできること」「感謝の気持ちを力にかえて」をスローガンに、積極的で前向きな教育への取り組みをされました。

 その一端ではありますが、学校長としての2年8か月の間に、伝統文化の継承として「田植え踊り」や「民話紙芝居」、「郷土料理」への取り組みを本格化させたことが、現在の「いいたて学」のルーツとなっています。

 そして平成31年4月から現在に至るまで飯舘村教育長として「竹のようにしなやかに、石のようにどっしりと、自らに誇りを持つ教育」という教育理念を柱に、村の教育の根幹を築き上げることに全力をお尽くしいただいておりました。

 この間2期4年8か月にわたり、教育に対する深い志と情熱をもち、周囲への心使いを忘れないそのお人柄をもって、村の教育行政のために、子ども達のためにご尽力いただきましたことに、心から敬意を表し、また深く感謝申し上げます。

 如何ほどの言葉をもってしても哀悼の念は尽きません。

 私もまた、未来に羽ばたく子ども達のために全力を尽くしていくことをお誓い申し上げます。


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