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「木の葉の舟」に想いをのせて(3月11日)

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印刷ページ表示 更新日:2023年3月15日

 東日本大震災から12年となる3月11日、相馬市の原釜尾浜海水浴場で、村民らがタイサンボクの葉にメッセージを書いた「木の葉の舟」が海に流されました。

 この「木の葉の舟」は、伊達市在住の永野泉さん(じろはったんと遊ぶ会)が主催しています。永野さん自身も震災当時、宮城県石巻市で被災しており、自宅跡で見つけた児童書「じろはったん」の物語になぞらえて、平成26年からこの取り組みを続けています。また、平成27年には、相馬市に避難していた村民や当時の村の小学生が、初めてこの取り組みに参加しています。

 今年、永野さんの呼びかけに応えて、「いいたて希望の里学園」の子ども達もタイサンボクの葉にメッセージを書きました。子ども達の「木の葉の舟」には、震災で亡くなった方、大地震の被害に見舞われているトルコ・シリアの方、ウクライナの戦禍にある方など、さまざまな方への想いや平和への願いが綴られていました。

 「木の葉の舟」は、3月11日の午後2時46分に、黙とうの後、海に流されました。永野さんは「鎮魂と復興への願いをこめて始まった活動ですが、今は、震災を知らない世代に伝える、つなげる活動として続けていきたいと思っています」と話していました。今回は県内外から1万1,000枚の「木の葉の舟」が集まったそうです。

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永野さんと交流する村民も参加して「木の葉の舟」が海に流されました


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