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この秋収穫されたもち米「あぶくまもち」の食味や加工適性を評価する求評会が、10月27日、交流センター「ふれ愛館」で開かれました。
「あぶくまもち」は、県が高冷地向けに開発し、村も栽培拡大に取り組んでいた品種です。村は、震災により取り組みが中断されたこの「あぶくまもち」の復活を目指して、今年、前田地区のほ場16aで実証栽培を行い、9月に収穫作業を行いました。
求評会には、県・村の担当者、JA、商工会、生産者、学校関係者などが集まり、おこわと餅に加工された「あぶくまもち」を試食。一人ひとりが、食味や食感、加工に対する適正など、実食して感じたことを評価シートに書き入れました。
高橋副村長はあいさつで「来年以降も栽培に取り組み、近隣市町村と連携し振興していきたい」と関係者に協力支援を呼びかけました。福島県相双農林事務所の大波恒昭所長は「特定の地域名を冠した作物は珍しい。まだ市場に出ていない品種でもあり、しっかり応援していきたい」と期待を込めました。
村民が調理した五目おこわと餅料理で「あぶくまもち」を味わいました