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「あぶくまもち」は県が高冷地向けの品種として開発し、平成21年に品種登録されたもち米です。村も栽培拡大に取り組んでいましたが、その動きは震災により中断されてしまいました。
この「あぶくまもち」を復活させようと、村は今年、前田地区のほ場16aで実証栽培を開始。9月27日にその収穫作業を行いました。
今回収穫した「あぶくまもち」は、「飯舘村ライスセンター」での検査を経て、加工品の試作に用いられる予定です。稲刈り作業に参加した杉岡村長は「震災前に最も多く作付けしていた前田地区で収穫できたことは感無量。(中断していた)10年間の思いをこめ、胸をはって取り組みを進めたい」と意欲を語りました。また実証栽培に協力する青田豊実さんは「村の取り組みで価値ある特産品となればありがたい」と期待を寄せました。
右から、岩野英一県相双農林事務所産業振興課長、杉岡村長と農政担当の村職員