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「いいたて希望の里学園」後期課程の4人の生徒が村役場を訪れ、「いいたて学」の一環で制作した詩集とトランプを杉岡村長、遠藤教育長に手渡し、完成を報告しました。
「いいたて学」は、同学園にしかない新しい教科で、児童生徒がふるさとについて学びを深め、発信活動も行っています。
詩集「希望の詩(うた)」は、村民から募った詩に、園児や1年生の絵を添えた1冊。生徒が編集し、表紙は村出身の漫画家・国広あづささんが描いています。
一方、伝統芸能や自然の魅力、郷土料理などを、写真と言葉で紹介しているトランプ「#映(ば)えないいいたてトランプ」は、「遊べば行きたくなるかもしれない」がキャッチフレーズ。ユーモアたっぷりに村を紹介する、素敵なトランプです。
詩集とトランプを手にした杉岡村長は、その出来映えを称賛し「この学びを心の中で温め、自身の行動や言葉でも伝えていってほしい」と生徒を励ましました。旧飯舘中学校の元校長で震災直後の「ふるさと学習」を牽引した遠藤教育長は、この10年間の歩みに触れ、「村内外に広くアピールを」と発信力に期待を寄せました。
報告を行った生徒の一人、巻野陽菜さんは、「書いていただいた詩を読んで、村に住んでいる人も住んでいない人も、村の自然や村の人への想いが深く温かいことを知りました」と活動を振り返りました。
和やかな報告会となりました。生徒の皆さんと記念撮影