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村は、令和3年3月に運用の期限を迎える「蕨平仮設焼却施設」の跡地で、木質バイオマス発電事業に取り組む計画を明らかにしました。
環境省が建設した同施設では、平成27年から、村内および近隣市町村の除染廃棄物を受け入れ、焼却による減容化を行っています。村は、返還される用地のその後の活用について、地区や地権者との話し合いを続けてきました。
村は、間伐材などを燃料とする木質バイオマス発電を、森林の再生に活用したいと考えています。また、電力会社に売電する他、電気の一部と熱を作物の栽培にも利用できればと期待を寄せています。
この発電施設の建設と運営は、民間の事業者が行います。事業者は公募型プロポーザル競技方式で選定します。建設費用などに、国の「福島再生加速化交付金」を活用できるよう、村が申請の準備を進めます。
事業について記者発表を行った菅野村長は、「村の森林の再生を進め、さらには県全体の復興にも貢献したい」と意欲を語りました。事業者は、6月17日から募集します。募集要項は、村のホームページで公開しています。
記者発表は村役場で行いました