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小泉進次郎環境大臣が来村し、環境省が長泥地区で進める環境再生事業を視察し、長泥区民と意見交換を行いました。
この事業は、村内の仮置き場に保管されている除去土壌を再生資材化し、農地造成の実証を行うものです。長泥地区では、現在、再生した土壌を使って造成した農地で、園芸作物の試験栽培を行っています。
小泉大臣は、出迎えた菅野村長、鴫原良友区長と共に、花卉の試験栽培が行われているビニールハウスを視察。また、15人の区民が出席した意見交換会では、避難を続ける住民の声にも耳を傾けました。鴫原区長は、「事業の完成が終わりではなくその先が大事。夢のある故郷を再生し、帰還困難区域のモデルにしたい」と発言。区民もそれぞれ、「事業に期待する。1日も早く進めてほしい」「区の全体が『やってよかった』と振り返れる事業にしてほしい」などと思いを伝えました。小泉大臣は、それらの声を受けて、「目に見える前進を積み重ねたい。最後まで皆さんと一緒に進んでいく」と言葉に力を込めました。
意見交換会の様子。菅野村長と区の出席者が地区の再生にかける思いを伝えました