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平成28年12月10日(土曜日)午後0時10分~
いいたていちごランド(二枚橋地区)
東日本大震災からの復興状況を視察するため福島県を訪問していた安倍晋三内閣総理大臣が、内堀雅雄福島県知事らと「いいたていちごランド」を訪れ、同社代表の佐藤博さんから、これまでの経緯や、生産者として復興にかける思いなどを聞きました。
いいたていちごランドは、一年を通して「雷峰(らいほう)」という品種のイチゴをハウスで栽培し、製菓用に出荷しています。佐藤さんは、震災と原発事故の影響で中断された生産を、平成26年、家族と共に再開。平成27年には、この取り組みを後押ししようと、県と紅茶専門店ルピシアが協力し、イチゴを使ったフレーバードティー「福恋いちご」を限定生産しました。さらに平成28年春には、村が同店と共同でフレーバードティ―「いいたてまでいないちご」を開発し、商品化を目指しています。
安倍総理は、高設栽培されているイチゴを摘みとって試食をしたり、開発されたフレーバードティーを楽しむなどして、イチゴの香りただようハウスや選果室を視察しました。佐藤さんは、施設の案内をしながら、品質の良いイチゴが生産できていること、依然として販路確保が課題であることなどを説明。また、「来年は栽培面積をさらに増やしたい」など、今後に向けた意欲もにじませました。
佐藤さんらと共に、安倍総理を迎えた菅野村長は、村の現状について説明。うなずきながら耳を傾けた安倍総理は、「避難指示解除に向けて、国としても、しっかりとやっていく」と応じ、復興へ一丸となって取り組むことを誓っていました。
「おいしい。いやされるね」とイチゴの紅茶を試飲する安倍総理(右から4人目)。総理の左隣が佐藤代表