本文
1月25日(金曜日)
飯舘村役場飯野出張所
1月1日付で双葉郡楢葉町のJヴィレッジ内に設立された東京電力福島復興本社の石崎芳行代表が飯野出張所を訪れ、村長、村議会議長らと会談しました。
村長は東京電力の廣瀬直己社長にあてた「原子力災害に伴う損害賠償の完全実施に関する要望書」を石崎代表に手渡し、放射能災害の特異性を述べて、「人生を狂わされてしまった我々にきちんと寄り添ってほしい。賠償もさることながら生活の支援も考えていただきたい」と言い添えました。さらに村側の出席者が、賠償手続きの簡素化、山林除染の方針の明確化等について発言。また、相談窓口での回答と実際の賠償とに開きがあること等を指摘し改善を求めました。
会談の終わりに村長は「お金はいらないから、村を元に戻してほしいというのが村民の気持ち。村民の立場を心にとめてほしい。できるだけ早く除染し、戻れない人への対応を含めて生活の支援も考えてほしい」と述べ、戻るための準備と戻れない人への支援を、再度訴えました。
石崎代表は、「今日のお話にもしっかり取り組ませていただきます。これからもご指導をお願いいたします」と応え、早期の取り組みを約束しました。