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1月23日(水曜日)
飯舘村役場飯野出張所議場
石原伸晃環境大臣が、飯野出張所を訪れ、村長および村議会議員らと会談しました。
12月の政権交代から初の来庁となった石原環境大臣は、会談冒頭のあいさつの中で、長期に及んでいる避難生活に対して謝罪し、帰村に向けた環境再生に全力で取り組むと述べました。
対して村長は、これまで自主自立の村づくりをしてきた飯舘村が全村避難となり、被災後の国の対応に逆提案を続けてきたこと等に触れて、「除染についての回答は非常に遅くて、皆苦しい思いをしている。環境省の中のパイプがどこかでつまっているのではないか。正していただきたい」と苦言を呈しました。
また、村長は議長と連名で要望書を手渡し、除染の進め方と村の関わり方、除染後の地力回復等については口頭でも念を押して要望しました。さらに佐藤村議会議長も、山林除染の方針の明確化や減容化施設設置への取り組み等について重ねて言及しました。
石原環境大臣は、村長、村議会議長の発言に理解を示し、「現在体制作りを急いでいます。復興庁を他省庁がきちんとサポートしながらまず企画・立案・調整を進めていきます」と述べて、村の協力を求めました。