本文
1月13日(日曜日)午後1時30分~
飯野学習センター
「平成25年飯舘村成人式」が飯野学習センターを会場に行われ、村の新成人82人のうち61人が出席して、家族や恩師も見守る中、一人ひとりが村長から成人証書を受け取りました。
式では、成人を祝福する村長の式辞、来賓代表・佐藤村議会議長の祝辞に続き、庄司伸也さんが新成人を代表して「今日という日を迎えるまでに、多くの人に見守られ、支えられて過ごしてきました。お世話になった方々への感謝の気持ち、大人としての自覚や責任だけは忘れることのないよう、これからも一歩一歩前に進んで行きたいと思います。そして『までいの精神』を忘れることなく、復興に何らかの形で尽力できるだけの力を身につけ、村の為、日本の為に最善を尽くします」と「誓いのことば」を述べました。
「新成人へのメッセージ」では、語り部の後藤みづほさんが、「貧乏神と福の神」の昔話によせて「までいな村のみなさんには福の神がついているから、幸せになるよう、がんばってない(がんばってくださいね)」と語りかけました。また、新成人のために俳人の黛まどかさんが作詞をし千住明さんが曲をかいた『そして、春~福島から世界へ~』が「いいたてお母さんコーラス」の歌声で披露されました。
昨年に引き続き支援による振袖の無料貸し出しが行われ、また会場の利用は福島市飯野地区の協力によるものです。さらに高崎市からは新成人に特産の梨が届けられるなど、今年の式も、温かな励ましに支えられたものとなりました。
式の後には記念撮影が行われ、続いて新成人による実行委員会主催の記念パーティーが同会場で開かれました。新成人たちは再会した懐かしい友人や恩師らと言葉を交わしたり写真を撮ったりして、会場にはたくさんの笑顔の輪が広がりました。