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11月29日(木曜日)午後1時30分~
飯舘村役場飯野出張所2階会議室
「新までいな村構想推進準備委員会」の3回目の会議が飯野出張所で開かれました。
委員会が設けている3つの分科会ではこの間に数回の会議を開き、それぞれ再生可能エネルギーについて、インフラ整備と復興住宅について、記録と伝承および情報発信について、村の現状に照らした事業内容を検討しており、今回はその進捗状況を持ち寄り話し合いを行いました。
再生可能エネルギー分野では、森林の除染と組み合わせた木質バイオマス発電について、持続可能な採算性や発電後の廃棄物処理などを包括的に検討しており、森林伐採後の植林についても検討が始まっています。また木質バイオマス以外の風力発電などについても検討が行われていきます。
用地確保などが進む復興住宅については試案が作成されており、意向調査アンケートの結果を踏まえて具体的な仕様の検討に入ります。またアンケートからは、入居希望者数から復興住宅の過不足も把握し、今後の検討課題とします。
記録と伝承については、村民に呼びかけて当時のようすが分かる記録や物品を収集しており、それらや公文書の保存と開示について方法を検討しています。また、今後は協力者を得てさらに記録にも力を入れ、震災後の一連の記録をまとめることにしています。また、社会や後世に記録を伝承するための施設「までい館(仮称)」などの構想もあります。
分科会の報告を受けて、森林組合や商工会の代表を含む各委員が意見を述べました。今日の意見交換で出された、新たなアイデアや検討課題は各分科会で話し合われます。また、この委員会で組み立てる具体的な事業案を反映した「いいたてまでいな復興計画」の第3版が作成されます。「いいたてまでいな復興計画」の検討委員会は12月下旬に発足します。