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11月8日(水曜日)午前10時30分~
飯舘村役場飯野出張所3階会議室
来年1月から業務を開始する東京電力福島本社の代表に決まった石崎芳行副社長が村役場を訪れ、村長と会談しました。
村長はまず「除染は生易しいものではない。投資対効果を言い始めている有識者もいると聞くが、そんな話はないと思います。この災害は他の災害とは全く違うものであり、長期的な見方を持たなければやりきれない。心の分断や確執との闘いが続く中、避難を続ける住民の思いに寄り添ってほしい」と原発災害の特異性に触れ、一方で賠償関連の文書などに見られる東京電力の姿勢には疑問を感じると述べました。
さらに村長は続けて、東京電力が国と共に、除染や、住民の生活を支える制度の策定に取り組み、早期に方針を示すよう、具体的な事例を挙げて促しました。
これに対し石崎副社長は、「我々が当然やらなくてはならないことです。我々もまさに福島の復興なくして将来はないと考えています。言葉だけでなく行動をおこし、残りの人生をかけて取り組んでまいります。気づかないこと分からないことは相談をさせていただきます」と応え、村との協議を重ねて対処していくことを約束しました。