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8月31日(金曜日)午後4時~
飯舘村役場飯野出張所2階会議室
村は、株式会社東芝、株式会社スマートコミュニケーションズとの間で、村の復興事業への協力に関する協定を結ぶこととなり、協定書の締結式を行いました。
「いいたてまでいな復興計画第2版」は、村民や有識者で組織した委員会において6月末に策定され、各方部懇談会などで出された意見を元に修正を加え、8月22日、村議会・東京電力福島第一原子力発電所事故災害復興対策特別委員会において成案となりました。
この協定は、復興計画の重点プログラムのひとつ「新までいな村」構想の具体化に向け、2社の協力を得るもので、主なところでは、再生可能エネルギー導入を柱とする村内拠点のスマートコミュニティ化や、村内外をつなぐ情報発信等について、ノウハウの提供や具体的な提案、人的支援を受ける予定です。
協定書の締結を終えた菅野村長は「復興は生易しいものではありません。いろいろな情報、ネットワークを持っている両社の協力は、希望の光です」とし、2社に感謝を述べました。また株式会社東芝の渡辺敏治執行役専務は「私は福島の出身です。『までい』は懐かしい言葉。この地域に暮らしてきた人の心、生き方を象徴する言葉だと思います。新しい技術を持って来て並べるだけでは『復興』とはなりません。暮らす人の声を聞いてまでいにやっていくものです。お役に立てるよう精いっぱい頑張ってまいります」と、株式会社スマートコミュニケーションズの上遠野健一代表取締役社長は「復興の内側から関わらせていただきたい。微力ですがお世話になります」と述べ、今後の尽力を誓いました