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7月3日(火曜日)午後4時30分~
飯舘村役場飯野出張所3階会議室
東京電力の下河辺和彦会長・廣瀬直己社長ら新役員が飯野出張所を訪れ、村長・副村長・議会議長らに着任のあいさつをし、福島第1原子力発電所の事故について改めて謝罪しました。
謝罪の中で下河辺会長は、補償・賠償の具体的な内容の詰めが遅れていることに触れ、「いただいているご意見やお叱りの通りです。また除染にも責任を持って取り組んでまいります」と、廣瀬社長は「1日も早くみなさんが元の生活に戻れるよう努力します。また原子力発電所の管理をしっかりと行い、情報を分かりやすい形で出せるようにしていきます」と述べました。
謝罪の言葉を受けて菅野村長は、「これだけ危険なものを扱いながら、この危機管理のなさ。そこには驕りがあったのだと思っています。全社員できちんと反省していただくのが第1歩かと思います。村民が心を合わせて自主自立の村づくりをしてきた。その心が分断されるような、特殊なこの災害と必死で向き合っています。我々の心をくみとり、態度で示していただきたい」と述べ、さらに除染については国とともに企業の責任であることを厳しく突きつけて、「長い間続けていくことです」と釘をさしました。新役員らは再度謝罪し、下河辺会長は「具体的な形でお示しできるよう取り組んでまいります」と述べました。