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6月25日(月曜日)午後6時30分~
飯舘村役場飯野出張所2階会議室
避難指示区域見直しの決定を受けて、比曽行政区の住民懇談会が開かれました。この懇談会には、内閣府原子力被災者生活支援チーム、福島環境再生事務所、福島復興局など国の各機関から担当者が出席し、除染や補償・賠償の問題を中心に、住民の意見や質問に応じました。
懇談会の中では、国の除染の遅れが指摘される中なお見通しを明確にできない担当者に対して、「以前の除染説明会の答弁が実行されていない」と住民が厳しく追及する場面もありました。またある住民は「比曽地区は100%農家。手入れをしながら住んできた家には愛着がある。農業再生は、除染と並行して行ってほしい。ふるさとを汚された気持ちを理解し、までいな村を戻すことに、までいに取り組んでほしい」と話しました。
こうした住民の言葉に対して国の担当者らは、不安や不信を招いていることを謝罪し善処すると述べましたが、菅野秀一行政区長も「除染をしっかり進めてほしい。そうでなければ行政区の皆の意見をまとめた意味がなくなる。血の通ったやり方をお願いしたい」と苦言を呈しました。