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6月1日(金曜日)午後1時30分~
飯舘村役場飯野出張所2階会議室
「いいたてまでいな復興計画」を具体的に推進するため、村民代表と有識者らを委員に意見交換を進めている委員会の5回目の会議が開かれました。
赤坂憲雄委員長が「村に戻りたい人、戻りたいが戻れない人、戻らないと決めた人、それぞれの意志を尊重する復興プランを作ろうというのが最初からの方針でした。心の底では『戻れるものなら戻りたい』という思いを共有しながらも、復興計画は『帰村ありきとするものではない』ことを前提に議論を進めてきました」などと、これまでの経緯を確認。村民のさまざまな選択に必要な支援について、引き続き議論が深められました。
またこの日は、これまで意見を出し合ってきた「新までいな村」の構想について実現可能なプロセスを探るため、都市計画の専門家らを招いての意見交換が行われました。図としてまとめられた構想をさらに検討しながら、村民の1人は「飯舘には今まで失望しかなかった。これを機に希望に変わってほしい」と感想を述べていました。
委員会では「構想はたたき台であり、これから広く村民の意見を取り入れて変わっていくものである」としています。委員会の答申は、「までいな復興計画第2版」の作成に向けて6月の末までに提出される予定です。