本文
4月20日(金曜日)午前11時~
草野・飯樋・臼石小学校 合同仮設校舎体育館
3月末に完成した草野・飯樋・臼石小学校の仮設校舎の体育館で開校式が開かれました。
開校式に先立ち、校庭に設置された石像の除幕式が行われました。校庭の2か所に設置された2体の石像は、楠本晶子さんをはじめとする有志の方々が小学校に寄贈したもので、除幕式には楠本さんが来校して、児童の代表や学校長はじめ村の関係者と共に除幕を行いました。
体育館に移動して行われた開校式は、参列者全員の村民歌斉唱から始まりました。この仮設校舎建設には多くの支援が寄せられており、村長はあいさつの中で「村民を代表して心からお礼を申し上げます」と述べました。体育館を寄贈した日本赤十字社からは福島県支部事務局長の太田久雄さんが来校し、祝辞の中で子どもたちに「(体育館建設に寄せられた支援の中には)海外からの善意もいっぱいつまっています。まごころを受け止めてください」と語りかけ、また今後も村への支援を継続していくと述べました。
児童を代表して「感謝のことば」を述べた飯樋小学校6年生の今野凱斗(かいと)さんは、「きれいな校舎、広い教室、うれしさでいっぱいです。待ちに待っていた体育館、運動場で思いっきり遊べます。なにより、もと通りの学校生活を送れることが一番うれしいです。感謝を忘れず、友達と一緒に全力で学校生活に取り組んでいきます」と、仮設校舎完成の喜びを語りました。
式の最後には、音楽大学の出身でコンサート活動を行っている前出の楠本晶子さんが「故郷(ふるさと)」などを歌うミニコンサートが開かれました。