2月11日開催　いいたて村民ふれあい集会のようす

2月12日（日曜日）午前10時30分～
パルセいいざか

　2月12日の日曜日、福島市飯坂町にある「パルセいいざか」で「いいたて村民ふれあい集会」が開かれました。小雪が舞う中、避難先を巡回したシャトルバスや自家用車が続々と到着し、会場は多くの村民でにぎわいました。久しぶりに顔を合わせ、互いに手を握りながら再会を喜び合う姿が、あちらこちらで見られました。

　村からは、復興計画や村が行なう事業の具体的な説明と、平成23年の10大ニュースの発表がありました。十大ニュースの1位は「東日本大震災発生。村内ライフラインが断絶」。2位には原発事故、3位に計画的避難区域設定、さらに4位以降も災害関連のニュースが続きました。
9問正解者の中から抽選で金賞に選ばれた村民は、「父は避難後一度も飯舘に帰ることなく病院で他界しました。その後入退院を繰り返している母に、大好きな歌を録画して見せたいと思い、賞品にブルーレイプレイヤーを希望しました」とスピーチしました。

　昼食をはさみ、午後はものまね芸人の斉藤京子さん、HiBiKi（ひびき）さんによる「ものまねショー」のステージを楽しみました。観客席に降りた斉藤京子さんに連れられステージに上がった村民男性の、ユーモアたっぷりの応答には、みな大爆笑。会場は終始、大いに盛り上がりました。

　最後に「いいたてお母さんコーラス」がステージに上がり、全員で村民歌を歌って閉会となりました。来場者のひとりは、「最高でした。震災以来の心のつかえが取れるようでした。またこういう機会を作ってほしいです」と話していました。