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1月17日(火曜日)13時30分~
松川第1仮設住宅
常陸宮様、華子様両殿下がそろって松川仮設住宅をご訪問されました。
両殿下はまず、高齢者の健康管理を支援する敷地内の施設「サポートセンターあづまっぺ」を訪れ、この施設を利用するお年寄りのリハビリの様子をご覧になりました。また、うちわや風船を使ったレクリエーションを共に楽しまれるなど、お年寄りと身近に接して1人ひとりにいたわりの言葉をかけられました。
集会所では、入居者の代表17名と席を交えて対話をされました。お2人は「要望・希望は」「一番大変なことは何ですか」などとお尋ねになり、住民はそれぞれ、住宅事情から大家族がバラバラに生活せざるを得ないこと、高齢者が孤独な心境に陥りがちなことなどを話しました。
また、1人暮らしの高齢者を支える「絆」という住民グループの活動や、着物をリメイクした「までい着」の製作を25名のグループで行っていることも話題に。華子様が「端切れを使った携帯ストラップはいかがでしょうか」と提案されるなど、会話がはずみました。
宮様は最後に「近いうちに健康で故郷へ戻れることを心から願っています。この寒さに負けないで、平穏な暮らしに戻れる日を待っていてください。どうぞお元気で」と励ましのお言葉を述べられました。
宮様と握手を交わした男性は「明日から元気に頑張ります」と言葉に力をこめていました。