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11月16日(水曜日) 午後6時30分~
福島市吉井田学習センター
吉倉宿舎には、小さい子どもを連れていち早く避難した家庭が入居しています。
懇談会にも子ども連れの方が多くいらっしゃいました。
自治会長は、住民の状況を伝えながら「こうした懇談会はようやくの機会。情報が伝わらず不安が募っている」と語りました。
また、住民からもさまざまな悩みや疑問が投げかけられました。
Q:スクールバスによる通園、通学の時間が長い。小学校が建てられるのも川俣だが。
A:バスを増やし、乗車時間を短縮したいと考えています。小学校の用地は、低線量で村に近い土地を探して購入しました。仮設の校舎ですが冷暖房を完備します。
Q:村内の仮置き場には、村外の除去表土なども運ばれて来るのですか。
A:村外のものは一切入れません。設置に向け候補地近隣の方と話し合いをしているところす。
Q:山の除染はどのように進むのでしょうか。
A:検証実験の結果をふまえて効果的な方法を考えていきます。実作業に入る際は地権者の方と相談をして進めます。
Q:東電への請求の仕方がよく分からないのですが。
A:手続き支援のために専門家チームが避難所を順次回っているところですが、困った時には電話で村へ問い合わせてください。
実生活の中のさまざまな課題が、予定時間を超えて話し合われました。
また、この日配られた記述式のアンケートについては「明日以降で構わないので、ぜひ意見を寄せてほしい」と呼びかけがありました。
村長は夜分の参会に礼を述べ「情報不足をできるだけ解消するために、さらに努力したい」と結んで、会は終了しました。