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平成28年5月25日(水曜日)
村内須萱地区・外内地区
避難中の農地の保全活動を行う農業復興組合は、行政区ごとの設立が進んでいるところです。農地除染が完了し、先行して保全活動を開始した地区では、昨年播種した緑肥となる景観作物が開花し、見頃を迎えています。
そのうち、外内地区の愛澤文良さんの自宅前の農地には、ポピーや矢車草など数種類の花が咲きそろい、聞きつけた知人らが一目見ようと訪れています。一時帰宅し自宅の片付けをしていた愛澤さんは、「花を摘んで行く人もいるよ。花を見て怒る人はいないと言うが、やっぱりいいものだよね」と笑顔を見せていました。
景観作物の栽培は各所で進められており、ヒマワリなどが夏から見頃を迎える場所もあります。本来の農地として利用できないもどかしさはありますが、村内の季節を彩る花畑の出現に、多くの人が心を和ませています。
愛澤さん自宅前の花畑。カラフルで何ともロマンチック
須萱地区の高橋松一さん自宅前。菜の花とレッドクローバーの花畑