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村内須萱地区で、秋晴れの青い空の下、主食用米の稲刈りが行われました。昨年までの実証栽培を通して、安全性が確認されたことから、今年村内で作付けされた米は、主食用米も飼料用米も、販売用。それぞれ全量全袋検査を経て、出荷されます。
夏の低温や長雨の影響で、稲刈りは予定より1週間ほど遅れましたが、実入りがよく、収量も食味も期待できるとのことです。この水田で稲を育てた高橋松一さんは、「やはり田んぼはこうでなくては」と黄金の波に目を細めました。
この日刈り取った米は、JAを通して出荷されますが、「一部は村内の特別養護老人ホームなどに届けたり、小分けにして道の駅で販売したりしたい」と高橋さん。出荷再開の喜びを、多くの人と分かち合いたいと考えています。「おいしい飯舘の米を少しずつでも皆に味わってもらいたい」。
紅葉がすすむ里山で、黄金色の稲穂が刈り取られていきました