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「村長さんと語る会」第2回のようす

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印刷ページ表示 更新日:2016年3月11日

平成28年3月9日(水曜日)午後4時20分~
飯舘中学校1年1組教室

 飯舘中学校の1年生と菅野村長が、村内で学校を再開する時期などについて意見を交換しました。1月26日に続く2回目の開催で、1年生有志の要望で開かれたものです。

 参加した10人の1年生は、村や同級生の思いをくみ取るように言葉を選びながら、自らの考えや願いを懸命に伝えました。

 「この仲間と卒業したい。友人と離れるつらさをまた味わうことになります」
 「戻って十分な部活動ができるのでしょうか」
 「通学時間が長いと勉強する時間が減ってしまう」
 「放射線への不安をいつも考えています」
 「私は村に帰りたい。でも友達の気持ちを考えると難しいのかなとも思います」
 「転校先の人間関係が不安です」
 「後輩たちは、私たちと違って、学校が村内に戻ることを知って中学校を選ぶことができます」
 「両親の考えや村の考えで自分の将来が決まるのはいやです」
 「学校は私たちの生活の中心。大きく変わることで、心も変わるのが不安です」

 生徒の発言を受けて、菅野村長は「飯舘中学校に来てくれた大切な皆さん。どの選択にもリスクがあり、不安や心配がよく分かりました」と語りかけました。そして「幼稚園・小学校・中学校を一緒に置くということになれば校舎の改修工事が必要で、その工期によっては戻る時期が変わります。気を持たせる訳ではありませんが、5月の連休明けには、その時期を示したい」と説明。また「村内の校舎とその周辺の除染を徹底します。校庭も体育館もしっかりと除染し、広々と使えるようにします。施設を整備したり、幼小中の連携を進めたり、通学の負担はあるでしょうが工夫を重ねたいと思います」と述べました。

 生徒は、話し合いの時間が持てたことに感謝を述べ、参加できなかった同級生からの手紙を村長に手渡しました。村長も「また話しましょう」と生徒に感謝を伝えました。

村長さんと語る会のようす画像
思いを込めて語る一人ひとりの言葉に、一同が耳を傾けました


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