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7月1日、安倍晋三内閣総理大臣が来村し、特別養護老人ホーム「いいたてホーム」を視察しました。
安倍総理は、同行した吉野正芳復興大臣や国会議員らと施設を訪れ、視察をしながら入所者と交流。菅野村長、三瓶政美施設長、職員らと懇談しました。
懇談では、三瓶施設長らが、震災後の経緯を総理に伝え、利用者の安全を最優先に考え、避難せずに施設を残したこと、その際「決して介護の質を落とさない」「施設のよさを失わないようにしよう」と職員らが申し合わせたことなどを紹介しました。また、現在の課題として、人材確保の難しさを挙げ、政策面での支援を訴えました。
安倍総理は、「入所者を守ろうと行動したその責任感に敬意と感謝を申し上げる」と述べ、「就職準備金の引き上げを検討し、全国の施設を支援しながら、この地域の人手の確保につなげたい」と発言しました。「就職準備金貸付制度」とは、介護職員として働くために県外から移住する人を支援する制度で、安倍総理は、応援職員を派遣する施設への支援と合わせて実行していく方針を示しました。
入所者から手作りの手提げ袋を贈られ笑顔を見せる安倍総理