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3月11日(水曜日)午後2時00分~
「相馬市東日本大震災慰霊碑」前および原釜尾浜海水浴場
東日本大震災から丸4年となるこの日、相馬市で行われた慰霊と復興祈願の集いにおいて、草野・飯樋・臼石小学校の児童や村民がメッセージを書いた「木の葉の舟」が、参列者の手で海に流されました。
集いは、原釜尾浜海水浴場の北側に建つ「相馬市東日本大震災慰霊碑」の前で行われました。唐招提寺(奈良県)の石田智圓長老と地元の僧侶らが読経を行い、震災が起きた時刻の2時46分に合わせて浜辺に降り、参列した市民とともにタイサンボクの葉を海へ流しました。タイサンボクの葉2000枚にはメッセージが記され、さらに1500枚には般若心経がくくりつけられていました。
また、相馬仮設の集会所では石田長老による講話も行われました。講話を聞き慰霊にも参加した仮設管理人の北原康子さん(宮内)は、「こちらに避難していて、一度は慰霊に参加したいと思っていました。自分たちの被災に向き合ってきましたが、震災で命を亡くした人を思い、ご家族の心情に触れたことで、大変なのは自分たちだけじゃないと思いを新たにする機会になりました」と話していました。
講話が行われた集会所にて。前列中央が石田長老
木の葉の舟を流し海に手を合わせる参列者