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平成25年8月2日
松川第二仮設住宅集会所前
村では、飯舘村へ一時帰宅する交通手段のない高齢者等のために、村まで送迎する「いっとき帰宅バス」の運行を開始しました。これは、国の「福島原子力災害避難区域帰還・再生加速事業」により実施するもので、村民に対し、避難先から村の自宅昇口までをマイクロバスで送迎します。
初めての運行となった8月2日には、松川第二仮設住宅で出発式が行われました。始めに菅野村長が「避難生活の中で家がどうなっているか確認したい方などに帰っていただく足を確保するため、ちょっとの時間でも自宅で過ごしていただくバスをスタートさせました。一軒一軒の自宅前まで送り迎えします」とあいさつしました。
この日バスを利用したのは12人。お盆の前に自宅のようすを見に戻るという市澤久子さん(深谷)は、「村へ帰る手段がないから助かります。いつもは家族が休みのときに車を出してもらい、用を済ませたらすぐに戻るしかなかった。今日はゆっくり(自宅に)いられるのでうれしいです」と話していました。
「いっとき帰宅バス」は毎週月曜日から土曜日(祝日を除く)まで運行します。詳しい案内は、村ホームページ「生活情報」の中の「避難先から村の自宅まで送迎します」の記事をご覧ください。
テープカットを行う佐藤明康松川第二仮設住宅自治会長、利用者代表の原田ヒサさん(深谷)、菅野村長(左から)
帰宅バスに乗り込む利用者