
企業雇用型地域おこし協力隊として、令和7年2月から、株式会社二瓶刃物(刃物の館やすらぎ工房)で仕事をしています。社長の二瓶貴大さんも奥さんの麻美さんも、気さくでやさしく、仕事のことはもちろん何でも相談にのってくれます。社長のことは貴大さんと呼んでいます。

小泉さん(右)と社長の二瓶貴大さん
子どもの頃に好きだったアニメの主人公がみんな剣を持っていたんです。その影響で、ものごころが付いた頃からすでに剣への憧れがありました。また、飲食店で仕事をしたことも、刃物に関心を持つきっかけになったと思っています。
私の場合、地域おこし協力隊を目指していた訳ではなく、鍛冶の仕事に惹かれて転職をしたのですが、その立場がたまたま協力隊だったという形です。
私が採用になってから、交際中だった彼女も麻美さんの紹介で仕事が決まり、そろって移住をすることができました。彼女は看護師ですが、共に企業雇用型地域おこし協力隊として、飯舘村で暮らし、働くことになりました。

日本の伝統技法を受け継ぐ二瓶刃物の包丁
「練習のための練習はしない」という貴大さんの方針で、すべての作業に触れさせてもらっています。
貴大さんがしていると簡単に見えてしまうことも自分でやってみると大違いで、知れば知るほど奥が深い仕事だと感じています。「前回よりもここをよくしたい」「次回はもっとこうしよう」そうした小さな成長を積み重ね、いつか包丁の全工程を任せてもらえるような「一人前」になりたいと思います。
立ち仕事が多く慣れない姿勢で体はバキバキ、一方仕上げは繊細な作業で肩に力が入りますし、体力的に大変な時もありますが、それでも「仕事が楽しい」と感じています。もともと「ものをつくること」が好きなのです。きれいな包丁ができていく工程は気持ちよく、自分の性格にも合っていると思います。この工房でずっと仕事ができればと考えています。


貴大さんの指導のもと挑戦の日々を送っています
星がめちゃくちゃきれいですね。実は私の故郷も星がとてもきれいなのです。
私は矢吹町の出身で、田舎の一軒家で育ちました。当時も自然に囲まれ暮らしていたので、飯舘村での生活には全く違和感がなく、不便も感じず暮らしています。住まいは戸建ての社宅で、Wi-Fi環境や水回りなど、暮らしやすくリフォームしていただきました。
また、都市部のアパートで周りに気を使いながら暮らしていた時のような息苦しさは皆無。夜中に大きな声で歌を歌ってもいい今の暮らしが心地よいです。移住後に結婚し、2匹の猫も家族に迎えました。
飯舘村には、やりたいことや目的があってここに住んでいる人が多いと感じていて、人口が少ない中でも活気が生まれているように思います。私もここでしかできない仕事に打ち込みながら、のんびり生きていきたいです。

静かに星が瞬く夏の夜空
