(後編) あぶくまもちの魅力~ “食の都パリ” 食関係者が太鼓判!

国内で唯一、飯舘村で栽培しているもち米「あぶくまもち」を使った「おこわ」、「柏餅」、そして、郷土料理「凍み餅」メニューを、日仏の学生さんたちと交流をはかりながら、公立ギヨーム・ティレル学校主催の和食ガラディナーに提供し、ご招待されたお客様、教員、学生合わせて総勢約80人にお召し上がりいただきました。


写真は、和食ガラディナー「前菜 7点盛り」
「和食」を表現する一皿が、ガラディナーのスタートを飾りました。

 ・豚の味噌漬け焼き     ピンチョスで ※飯舘味噌使用
 ・小茄子田楽         田楽串
 ・クリームチーズの西京漬け
 ・栗金団 茶巾絞り    
 ・鯛の笹寿司       
 ・フランス野菜のお浸し  
 ・凍み餅         

 ★飯舘味噌・・・細杉今朝代さんの「玄米麹味噌」を使用
 ★凍み餅・・・・佐々木千榮子さんの「凍み餅」を使用

 ※「玄米麹味噌」、「凍み餅」は、いいたて村の道の駅までい館でご購入いただけます。

ガラディナーの裏側~あぶくまもち、凍み餅の下準備~

和食ガラディナー開催日の前日、日本調理技術専門学校の田中先生(和食教員) と佐々木千榮子さんが本番までの段取り確認を行いながら、公立ギヨーム・ティレル学校の調理施設で下準備を開始。パリの12月はとても寒く、時間の余裕をみて、1日前の午前中から「あぶくまもち」と「凍み餅」の浸水をスタートしました。

十分に浸水状態を確認した当日の午後、千榮子さんが凍み餅を砂糖と醤油で焼く火加減を、田中先生と学生さんに実践しながら教え、その後すぐ、本番の調理準備に入りました。

あぶくまもちのおこわ Pariデビュー!

令和7年の新米「あぶくまもち」と軟水の水、そして、飯舘村から“蒸かし鍋”などの調理機器をパリまで運び、佐々木千榮子さんのお店、「氣まぐれ茶屋ちえこ」で普段調理している環境に近づけて“あぶくまもちのおこわ”を再現しました。蒸かし具合の仕上がりを千榮子さんが確認し、各テーブル席へ配膳。

「もっちりっ」としたお米の食味と味わいに、フランスの食関係者からは、

C’est bon(セ ボン)   美味しい

C’est délicieux(セ デリシユ)  (英語のDeliciousと似たニュアンス)

という声があがり、ギン校長もお箸で千榮子さんのあぶくまもちおこわをほおばり、「初めて食べましたが、素晴らしい」と大絶賛。

和食ガラディナーでは、あぶくまもちのおこわと共に「パリの茸汁(フランスのきのこを使用)」、「出汁巻き卵」がサーブされ、“The 和食”をフランスの方々は堪能されていました。

あぶくまもち粉を使った「柏餅」

あぶくまもちを使用したデザートとして「柏餅(かしわもち)」をご用意。
佐々木千榮子さんは、学生さんに作り方、餡の大きさ、柏の葉の包み方を伝授しました。
和食ガラディナーの会場では、佐々木千榮子さんからお客様に、日本食の季節行事として、5月の「端午の節句」は奈良時代から続く災厄払いの儀式の一つで、柏餅が多く食べられていること、飯舘村産のあぶくまもち(もち米)を粉にして生地につかっているこだわりの一品であることをご説明しました。

フランスの方々は、柏餅の葉をはがしたら、フォークとナイフを使って、カットして召し上がっていました。

ギン校長先生は、おこわに続き、初めて食べた「柏餅」を大絶賛!

会場での交流

和食ガラディナーを調理した教員と学生さん、そして調理指導した佐々木千榮子さんがお客様の前に並び、ギン校長先生へ「までべこ」をご進呈しました!

在仏日本人の皆様、「日本文化会館」、「JETROパリ」、「福島県人会」、「在仏日本人会」の方々にご出席賜り交流しました。

先生方との再会

2025年4月に飯舘村で交流を深めた、調理部門のエルベ先生とサービス部門のジョエル先生とも再会を記念し、佐々木千榮子さんとの記念撮影を行いました。
「4月に訪問した氣まぐれ茶屋ちえこでの体験が懐かしく、みんなで撮った記念写真を寮で生活している学生たちは、印象に残った思い出写真として飾っているんですよ!」と、うれしい声をいただきました。

~公立ギヨーム・ティレル学校訪問のきっかけ~
フランス(パリ)における、食分野の調理やサービスを学ぶ「公立ギヨーム・ティレル学校」の教員・学生たちが日本(福島県郡山市、東京都など)に来日した際、飯舘村にも訪問いただき、生産者さんとの交流を重ねてきました。(これまで、2023年10月、2025年4月の2回)
ギン校長先生から「食の都パリ」で飯舘村の取組みを紹介したいとお声をいただき、2025年12月、飯舘村役場職員2名、氣まぐれ茶屋ちえこ店主 佐々木千榮子さんが「公立ギヨーム・ティレル学校」を訪問しました。

(前編) 飯舘村の震災経験を世界の知見へ

過去のレポート:Franceと飯舘村の食文化交流 2025

◎本取組みは、日本調理技術専門学校(郡山市)による連携によるものです。
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