千葉大学 戸定祭2024 土壌学研究室×飯舘村

2024年10月26日(土)に開催された、千葉大学の「戸定祭」(松戸キャンパス)。
今年のテーマは「結実」!

「結実」とは植物が実を結ぶこと、転じて、努力が実ることを意味します。
2022年度のコロナ禍からの"復活”、2023年度の戸定祭の"進化”を経て、今年はそれら学園祭で得られたノウハウ、今までの努力が”結実”する。そんな意味が込められて開催されました。

今年も飯舘村の農地土壌の研究活動を行っている学生のみなさんにサポートいただき、飯舘村も参加しました。


飯舘村の”今旬”をお披露目販売

今年は、飯舘村の”旬”の農産物の販売に特化したお披露目販売会に取組みました。

飯舘の今旬(1) いいたて雪っ娘かぼちゃ

9月中旬より収穫が行われ、約1ヶ月熟成期間を経て基準値をクリアし、いいたて雪っ娘かぼちゃとして認定されたものを丸ごと20玉分ご用意しました。

★「いいたて雪っ娘かぼちゃ」
飯舘村出身の菅野元一氏が育種し、2011年3月15日に品種登録、その後商標登録登録されている、飯舘村生まれのかぼちゃです。
~特徴~
①超保存性で、翌年2月ころまで室温保存が可能
②ホクホクしっとりで、甘く食味がよい
③肉質がきれいである
④繊維が少なく、加工しやすい。

 

飯舘の今旬(2) あぶくまもち(もち米)

新米で、精米したての「あぶくまもち」を21kg分を3合袋に詰めてご用意しました。

★「あぶくまもち」
もち米「あぶくまもち」は、福島県が高冷地向けに開発し、飯舘村も品種の開発段階から種子ほ場を提供するなど協力し、その後も栽培拡大に取組んでいた品種です。平成23年の「新春村民の集い」では、新しい特産品とするべく期待を込めて、このもち米を会場で餅つきを行いました。村は、震災で取組みが中断されていたこの「あぶくまもち」を復活させようと、令和3年、前田地区の圃場16アールで栽培実証再開し、令和6年度も、あぶくまもち生産組合の皆さんにより面積を拡大し生産に取組みました。

~おすすめの食べ方~
「おこわ」にとっても向いています。

食べてみたい!

いいたて雪っ娘かぼちゃ、あぶくまもちの特徴やおすすめの食べ方をそれぞれレシピ付でご案内したところ、
「食べてみたい」「簡単そうだから、早速つくってみる」といって、お買い求めくださいました。

お客様、順番に並んでくださり、会話しながらゆっくり丁寧に販売するなかで、
「飯舘村と千葉大学って何か縁があるの?」とご質問いただくことや、「去年もいらしていたわよね!かぼちゃがとっても美味しかったから、今年も買いに来たの」とお声かけくださる方も。

2022年から土壌学研究室(八島先生)とのご縁で出店し、今年で3年目。多いかな?と思う量をご用しましたが、ご好評をいただき、完売となりましたので、来年は、“飯舘村の今旬”をもっと増量して販売に挑戦できるといいな、と思います。