大阪大学 まちかね祭2024 はまでいず×飯舘村

「まちかね祭」は、今年で65回目を迎える大阪大学の大学祭。

 2024年のテーマ 「ともしび」
 “ともしび”という言葉には、単に火が灯る「光・明かり」の意味だけでなく、「希望・意思」を象徴する明かりという意味も込められており、
 その火は、温かく優しい火であり、決して消えることのない強い火。 時に温かく見守ってくれる「支え」となり、時に暗闇で先を照らす「光」にもなります。
 1年の終わりが近づき、2024年を振り返る機会でもあり、来年以降に向けて考え、動きだすのによい時期。
 今年1年の感謝を示す機会となり、 また、これからの未来に向けて仲間と共に切磋琢磨し、新たな希望を胸に前進するきっかけとなりますように。という想いを込めて開催されました。

活動3年目を迎えるはまでいず。今年は、10月にメンバーが飯舘村の生産者さんを訪問し、リアルに交流を深めながら販売する産品への理解を深め、販促物や配布資料の作成を行い、当日を迎えました。

前日準備と交流

会場となる教室に集まり、村産品の陳列、配布資料の内容チェックを意見交換しながら行いました。

毎年大人気の「いいたて雪っ娘かぼちゃのお菓子と熟女ラスク」。今回は、雪っ娘かぼちゃのプリンと熟女ラスクだけで100個以上の取扱いにチャレンジすることから、
販売促進のPOPの作成は入念に。
飯舘村から駆けつけてくださった、までい工房美彩恋人 代表 渡邊とみ子さんにご協力いただき、目を引くPOPに仕上げました。

悪天候の初日☔ 呼び込みに力を入れて。

11月2日は天気予報通り、大雨。屋外のテント設営は中止となり、教室開催の企画だけがスタート。

大雨の中でもキャンパスに来場してくださっている姿があり、貴重な一般のお客様と学生にむけて呼び込み活動を実施!
はまでいずの蕨野妃奈乃さんと役場の大谷さんペアでお手製の看板を持って練り歩きました。

その効果があって、次々と教室を訪れてくださるお客様。
メンバーの説明をしっかり聞いてくださり、産品を手にとってくださることにつながりました。

雨だけど想定よりよく売れ、明日から晴れるから、残り2日間で売切るぞ!とメンバーで気合いを入れていました。

晴天の2~3日目

2日目は朝から晴れ、屋外テントたちが設営され、キャンパス内が来場者でいっぱいに!

菓子工房cotitto 高橋洋介さんが来訪し、メンバーの活動を見守りました。
イチオシ商品として2日目から販売をスタートしたガトーバスクは、「りんご」、「なつはぜ」、「ラズベリー」の3種類。
はまでいずのメンバーとの交流がきっかけとなって、「福島県産りんご」と「飯舘村産なつはぜ」味を用意し、初の販売に挑戦!

興味を持たれるお客様が多く、60個ほどご用意した分、完売御礼となりました。

今回も、完売御礼!

初日が悪天候という条件の中、全部売り切れるか心配していたメンバー。
(これまで完売してきた経験だけだったので、売り切れなかった場合を考えていなかった!と実は前日準備日に話していました。)

残ることは考えず、呼び込み頑張って教室に寄ってもらえるように頑張るしかない‼!ということで、本当に、呼び込み頑張りました。
2日~3日は教室に立ち寄ってくださるお客様が増え、会話をしながら商品を手にとっていただけるような流れを続け、最終日には、終了時間を前に全て売り切りました。

飯舘村の産品総数約370個。大熊町や福島市の150個分の産品合わせて520個!
商品の特徴や生産者さんのストーリーを熱く気持ちを込めて説明できたからこそ、お客様の購入につながり、完売できたのだと思います。

飯舘村産品は以下の通り
●までい工房美彩恋人商品
・いいたて雪っ娘かぼちゃプリン
・いいたて雪っ娘かぼちゃドレッシング
・いいたて雪っ娘かぼちゃマドレーヌ
・熟女ラスク

●菓子工房cotitto
・ガトーバスク(リンゴ/なつはぜ/ラズベリー)
・パウンドケーキ(なつはぜ、かぼちゃ)

●いいたて結い農園
・えごまの実
・えごま油

●鮎川農園
・もち麦ポンおこし

●村カフェ753
・きなころ飴

●道の駅までい館
・飯舘村産黒毛和牛 ハンバーグ
・飯舘村産黒毛和牛 ポトフ

●ニコニコ菅野農園
・なつはぜジャム
・なつはぜ羊羹

●氣まぐれ茶屋ちえこ
・ゆず味噌

●椏久里珈琲
・スマトラマンデリン
・オリジナルブレンド

※上記以外に、メンバーの活動交流がある、おおくまベリー商品(大熊町)、桃の恵み(JAふくしま未来)の商品を販売。

まちかね祭を担当した、はまでいずメンバー

谷 夏帆さん(上段)
年々、販売商品の種類や、数などがお客さんのご好評につき増やすことができ、とても嬉しく思っています。また、今回初めて生産者さんのところへ伺う機会があり、自分もより深く知ることができ、お客さんにもより知ってもらうことができ良かったです!
次回も、より多くの方々に飯舘村を知ってもらい、自分たちも実際に飯舘村に足を運ぶ機会を増やしたいです!
そして、コラボ商品をさらに作っていけたらいいなと思います。

石川 爽さん(下段 左)
今回初めて実際に生産者さんの方々とお会いし、製品に対する思いを直にお聞きし、自分も飯舘村について考えていくことで、まちかね祭では前回以上に魅力をお伝えすることができたかと思います。大阪に届いた商品を見るだけで生産者さん一人一人の顔が思い浮かぶことが嬉しかったです。
今後の目標は、はまでいずとして今行っている活動を維持し、今あるご縁を大切にすること。
そして、これからもはまでいずとして多くのイベントに参加して、大阪で福島について考える人が増えてもらえたらと思います!

梶山 和希さん(下段 右)
今回のまちかね祭では、はまでいずのメンバー2名が生産者の方々と事前に現地で交流を行い、さらにまちかね祭当日には生産者の方々にご来場いただきました。
飯舘村とのつながりを直接感じられる機会となり、はまでいずにとっても新たな一歩となりました。
今後は、生産者の方々との交流をさらに深めつつ、はまでいずならではの特色を活かした出展を目指していきたいと考えています。

平  悠矢さん (左)
今回の学祭では生産者の方との直接の交流を持てたことがとても印象に残りました。生産者の方と作り上げた学祭とても良いものになったと思います。次回以降ははまでいず、生産者等のポスターの充実、映像なども用いたブース作りが出来ればさらに面白いものになるなと感じました。まちかね祭ありがとうございました!

大谷 真輝さん(右)
現地取材や大阪での生産者の皆様との交流会のおかげもあり、前回にもまして商品に愛着と知識を持って取り組むことができました!
お客様に自分の言葉で商品の魅力を伝えられつる楽しさがたまりませんでした!!
次なる目標として、まだまだたくさんある飯舘村の魅力的な商品を大阪の皆様にお届けしたいです。それに、久しぶりにもう一度飯舘村の美しさを見にいきたい!

浅田 倫成さん(左)
今回のまちかね祭では、5月のいちょう祭よりもさらに仕入数を増やしたことで売り切れるかどうか不安がありましたが、生産者の方々にも足を運んでいただき、自分たちも自信を持って魅力をお伝え出来たことで見事完売させることが出来たと思います。
今回は館内出店のみでしたが、次回以降では更なる展示や出展にも挑戦して、もっともっと飯舘の福島の魅力を伝えられたらと思います。

蕨野 妃奈乃さん(右)
商品を通して飯舘村について知ってもらえたことが何よりも嬉しかったです!村の魅力が来てくださったお客さんに伝わっていればいいなと思います。
今後、もっとたくさんの人に食べ物だけではない飯舘村の良さを知ってもらいたいです。また、商品紹介だけでなく、飯舘村の今や取り組んでいることについて伝えるポップも作りたいです!

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「はまでいず」とは?

Instagram @ha_madays

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飯舘村で交流を深めた生産者さんの紹介はこちらから。ぜひご覧ください!

2021年に開催された、「福島県浜通り研修会(※)」をきっかけに結成した大学生のサークル。福島県の復興支援を中心として、メンバーのやりたいことに取組んでいます。
大阪大学の学生だけではなく、他大学の学生の在籍も。

※「福島県浜通り研修会」について
2017年、大阪大学と飯舘村は、連携協定を締結後、大学生への環境放射線を題材とした総合教育として「福島県浜通り地区環境放射線研修会」を毎年開催しています。