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震災前の夢を再び。「あぶくまもち」復活!
もち米「あぶくまもち」は、福島県が高冷地向けに開発し、飯舘村も品種の開発段階から種子ほ場を提供するなど協力し、その後も栽培拡大に取組んでいた品種です。平成23年の「新春村民の集い」では、新しい特産品とするべく期待を込めて、このもち米を会場で餅つきを行いました。村は、震災で取組みが中断されていたこの「あぶくまもち」を復活させようと、令和3年、前田地区の圃場16アールで栽培実証を行いました。
あぶくまもち、「種」づくりの1年
令和4年は、令和5年に本格栽培を行うための「種」づくりの1年として、あぶくまもち生産組合会長 青田豊実さんが中心となり栽培に取組みました。
5月12日に田植えを行ったほ場で、7月~9月までの間に3回、種子ほ場としてしっかり管理できているか、ほ場審査を実施し、純粋なあぶくまもちの種を採るため、村役場の職員も異形苗や雑草を抜き取る作業をまでいに(丁寧に)行いました。
令和4年10月に収穫された約2,680kgのうち、厳選された約200kgの「種」。
いよいよ、あぶくまもち生産組合のみなさんによる本格栽培がはじまります。「おこわ」にぴったり、あぶくまもち
2022年12月6日から約2週間、新米のあぶくまもちを活用した「赤飯おこわ」・「五目おこわ」をセブン–イレブンの道の駅までい館店、福島市内、川俣町内の店舗72カ所で販売しました。
あぶくまもちを「蒸かすともっちもちになる特性」が活かされています。道の駅までい館店では、1日で400個販売した日もあるなど、大変ご好評をいただきました。「あぶくまもちシュウマイ」・「牛ころもち」
あぶくまもちを活用した産品開発の一つとして、日本調理技術専門学校(郡山市)の協力を得て、「あぶくまもちシュウマイ」と「牛ころもち」を開発いただきました。
開発品においては、いいたて風の子マルシェ(夏と秋の2回)の中で、来場者に試食アンケートを行うとともに、食のプラットホームTHE KITCHEN PLATFORM(ザ キッチン プラットホーム)が毎月第一日曜日に開催しているファンミーティングで、2月と3月に「あぶくまもちシュウマイ」を各回50パック販売しました。また、3月19日、道の駅までい館では、「あぶくまもちシュウマイ」と「牛ころもち」の販売会を開催しました。
★あぶくまもちシュウマイ
外皮にあぶくまもちを、具材に飯舘村産黒毛和牛を使用しています。★牛ころもち
蒸かしたあぶくまもちと黒毛和牛(飯舘村産)を合わせ、丸めたもちを、こしあん、粒あんで包みあげた一口サイズの新しい和菓子です。山椒がアクセント。食べ方いろいろ “あぶくまもち” レシピ
飯舘村育ちの「あぶくまもち」を美味しく、楽しく食べたい!その想いを受けて、料理家 栗原はるみさんと洋食の巨匠 レストラン大宮オーナーの大宮勝雄シェフに開発いただきました。
※令和4年産米の一般販売は行っておりません。<料理家栗原はるみさん開発レシピ>
レシピについては、画像をクリック、または下記リンクよりご覧ください。①牛ごぼうのもち米混ぜご飯
https://www.instagram.com/p/CkVBu5WvbGJ/②豚肉としょうがのおこわ
https://www.kyounoryouri.jp/recipe/602065_豚肉としょうがのおこわ<大宮勝雄シェフ開発レシピ>
大宮シェフの飯舘村deキャンプ飯
レシピについては、画像をクリック、または下記リンクよりご覧ください。①もちもち!やさいとチーズのキッシュ風
https://www.instagram.com/p/ChMJOYqFkxR/?utm_source=ig_web_copy_link②もちもち!ステーキドッグ
https://www.instagram.com/p/ChJ_hmGFRzX/?utm_source=ig_web_copy_link<お問い合わせ先>
飯舘村役場(村づくり推進課 企画定住係)
TEL:0244-42-1613
FAX:0244-42-1601