飯舘産黒毛和牛”新メニュー”誕生

飯舘産黒毛和牛 牛すじぽ~ん

新メニューの誕生のきっかけは、ビールにあうおつまみを作れないか?という想いから。 
従来の煮込みメニューではないメニューで、
“牛すじを有効活用する”、“さっぱり食べられて、やみつきになりそうなメニュー”という視点から、開発を進めました。

牛すじは、“すじ”なだけあって、ちゃんと下処理しないと臭みや噛みきれない、という課題が残ります。
そこで、牛肉のプロ!肉のゆーとぴあさんは、「牛すじ」を2時間以上じっくり時間をかけて、臭みをとる下処理を行いながら、食べやすいかたさにし、一口サイズに手切りで丁寧にカットして、
子供からご年配の方々も噛みやすい口当たりを考案。

さらに、ぽん酢、にんにく、しょうが、季節の野菜(ししとう)と炒め合わせることで、食べたときに、牛の脂感とのバランスが絶妙になるようにしあげたとのこと。
一度食べ始めたら止まらない‼ 食感が楽しい逸品です。

アクセントになるお野菜が季節によって、“ししとう”が“長葱”に変わるなど、旬を感じる小鉢メニューが誕生しました。

噛めばかむほど、牛すじの旨みがじわ~っと

飯舘村で丁寧に盛付けパッケージされた「牛すじぽ~ん」たちは、仙台オクトーバーフェストの会場で、初のお披露目。

「牛すじぽ~んって何ですか?」とネーミングに興味をもたれてお立ち寄りくださるお客様。

味わいとこだわりを説明すると
「おつまみにちょうどよさそう」、「食べてみる~」といって、次々と売れていきました。

帰りがてらに、
「ビールのおつまみにぴったりだったよ。ワインとか日本酒にも合うんじゃない?」と感想を伝えてくださる方々や、
「家に帰ってからも食べたい」といってお土産に購入される方々もいました。

二日連続で購入にいらしたお客様から、
「冷凍チャーハンに牛すじぽ~んをのせて、一緒に電子レンジでチンしたら、めちゃくちゃおいしかった。ぜひ、やってみて!」とアレンジレシピのアイディアの提供もいただきました。

デビューしたばかりの肉のゆーとぴあさんの「牛すじぽ~ん」。今後、いろんな機会で”愛され定番メニュー”になりますように!

飯舘産黒毛和牛168時間熟成 いいたてウインナー 

「肉のゆーとぴあ 代表 山田さん」と「熟成肉ジロー工房 代表 矢島さん」による、ダブル職人のこだわりのウインナー。

今回のウインナーは、 いろんな部位を混ぜず、牛肉のそのものの味わいを楽しんでいただけるよう、飯舘産黒毛和牛(経産牛) ウチモモ を使用しました。

今回の経産牛は、出荷前の120日間、村内産の飼料(※ソフトグレインサイレージを25%)を食べる研究をした牛さんです。
生産者の山田さんは、輸入の飼料に頼るのではなく、牛肉の飯舘率を上げたい!という想いがあって、「村内産の飼料をつくることは、耕作放棄地を減らすことにつながり、村内産の飼料を牛さんに食べてもらうことで、牛肉の飯舘率を上げて、”飯舘産黒毛和牛”そのものの価値を高めていくことにつながれば。」と話します。

ウインナーに製造加工してくださった「熟成肉ジロー工房」さんは、先代が100年前に承継した保存料・増量剤・化学調味料を使わない伝統のドイツ製法を守り続けて、フレッシュの国産肉と、三温糖、岩塩、セロリジュース粉末のみを使用し、168時間かけて肉を熟成させ、「いいたてウインナー」を完成させてくださいました。

貴重な2種類のウインナー(スパイシーとあっさりレモン風味)を使用し、

1⃣飯舘産黒毛和牛168時間熟成ウインナー2種盛り
(飯舘産のクリーミーマッシュポテトとマスタードを添えて)

食べた方々から、「肉肉しくて、食べた感がある」、「冷めてもすっごく美味しかった!」、「販売してるの?」、「贅沢だけど、子供に安心して食べさせられるね」という声を頂きました。

2⃣いいたてドッグ
今回のウインナーに合うソフトフランスを村カフェ753カフェさんと新地のボヌールの斉藤パティシエさんが焼き上げてくださり、村産クリーミーマッシュポテトとウインナーの相性がトリプルで抜群!
小さなお子さんがほおばって完食していて、おかわり食べたいという声もいただきました。

※ソフトグレインサイレージ(飼料用米SGS)
収穫した飼料用米(生籾米)を乾燥させずにそのまま粉砕処理し、フレコンバッグ等に密封保存してサイレージ化(乳酸発酵)したもの。
肥育牛に給与する濃厚飼料は、ほとんど海外からの輸入に頼っているのが現状。飼料米SGSは飼料自給率向上を目指す取組みでもあります。

食べたらわかる!

試食を実施しつつ、商品誕生までの経緯を、立ち寄ってくださったお客様に熱弁すること5日間。
バル仙台にいらしたお客様との再会、小さなお子様連れのご家族、仕事帰りの方々との交流など、
飯舘産黒毛和牛の3種のメニューを堪能いただける機会をいただくことができました。