ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
  • 分類でさがす
  • 組織で探す
  • サイトマップ
村長の部屋メニュー
トップページ > 村長の部屋 > アリとキリギリス

アリとキリギリス

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月3日

 小さい頃読んだ「イソップ物語」が、私は大好きでした。その中に 「アリとキリギリス」 という話があります。夏の暑い日、アリさんはせっせと食料を集めて冬に備えていた。しかし、キリギリスさんは日陰で、毎日バイオリンを弾いて歌ってばかりいたそうです。

 アリさんはキリギリスさんに「冬になったら大変になるから、今の内から準備してた方がいいですよ」と。キリギリスさんは「冬なんて、そんなのずっと先のことではないか。今の内に遊んでおかないと」と笑って言ったそうです。やがて冬が来て、 一面の銀世界、キリギリスさんは空腹と寒さに耐えかねて「そうだ、アリさんの所へ行こう」と。アリさんは「あの時あれ程言ったのに、私たちをバカにしてたじゃないですか。あの時働いていれば、今苦しむことはなかったんですよ」と。

 この「アリとキリギリス」は、 イソップ物語の中でも、最も有名な話です。つまり、 「毎日毎日しっかり働いて、将来に備えていくことがとても大切ですよ」ということと「毎日毎日の積み重ねが大事です」ということの例え話でありましょう。

 今、飯舘村は、6年間の避難生活から解除(帰還困難区域を除く) になって4年目に入ります。 村民の皆さんも、そして村も、 「アリとキリギリス」のアリのように、一生懸命、将来の再生に向けて歩いたり、働いたりしてきたところです。

 村民の方は、自分の大切な人生や家族のため、そして村は、自分の村を必ず蘇らせて、村民に戻ってきてもらう環境づくりに、キリギリス的にはならないで、この9年間、アリの生き方をしてきた訳です。必ずやその努力は報われるはずと信じて…。

 10年目に当たる令和2年度も、これまで同様、 「アリの飯舘村」のスタイルをもって、 「新しい村づくり」をみんなでやっていこうではありませんか。

 

令和2年3月4日
飯舘村長 菅野 典雄