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「までい」の中身の 広さ、 深さ

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年6月5日

 飯舘村が進めていた「までいライフ」の中に「もったいない」という意味がありますね。10年前、ノーベル平和賞を受けたマータイさんという方が来日し、「MOTTAINAI(もったいない)という日本語に出会い、感銘を受けたということがありました。

 そのことがあってから「もったいない」という言葉が再認識されたところです。昔はタオルならタオルとして使われた後、手縫いされ「雑巾」として使われ、さらに自転車の磨き布等に使われ「最後のオツトメ」をして、ようやく捨てられるのが当たり前だった訳です。今はそんなことをする必要がなくなり、ホームセンターや100円ショップで何でも新品が手に入ってしまいます。わざわざ切ったり、縫ったりする手間をかける必要がなくなったと言って良いでしょう。でも、ちょっとした手間をかけて「ものを使いきる」「ものの命を全うさせる」という姿勢も大切でありましょうし「までい」の中に「手間ひまかけて」という意味もあるのですから...。

 公益法人の広告に「地球が2つ必要です」というものがあります。私たちが今までの暮らしを続けると、いずれ地球が2つ必要になります。1つしかないのですから、その地球にちょうど良い暮らしをはじめましょう...というものです。

 少しは、「消費モード」から「節約モード」へ切り換えていっても決してみみっちいことではないと思います。この災害から、そんなことをちょっと考えてみるというのも大切なことなのかもしれないなと思ったところでした。

 「もったいないお言葉を」とか「私にはもったいのうございます」というように、身に余る光栄的な表現もある素晴らしい言葉が「もったいない」です。「までい」の精神はとてつもなく広く深いんですね。


平成28年5月19日
飯舘村長 菅野典雄