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なんとかなるもの?!

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年7月5日

 『このはしを渡るべからず』と書いてあったので、橋の真ん中を歩いていった」等とんちが利く人ということで、「一休さん」の話がよく出ます。先日、何気なく本を読んでいたら「一休さん」のもう一つの話が載っていました。

 当時としては、88歳という長生きした方なのですが、いよいよ死が迫ってきた時、弟子を集めて「本当に困った時、これを開けるように」と一通の書状を渡し、息を引き取ったそうです。弟子達は、その書状には土地の証文か莫大な富の預け証かと期待しながらも、少々の難事では遺書を開けなかったそうです。

 その内、八方塞ふさがりになった時開けてみたら、「心配するな、なんとかなる」とのみ書いた書だけだったそうです。考えれば考える程、この言葉に勝る遺産はないような気もします。問題解決をしようとした時、気を楽にして「前向きな楽観主義」が大切だということはよくありえることだからです。

 今私たちは、原発事故による目に見えない放射能との戦いということで八方塞ふさがりの状況と言えます。心身とも、病んでいったり、萎なえていったりしている状態であり、かつ将来が心配でなりません。その状況から少しでも脱していくためには、一種の「なんとかなるもの」という考えをちょっともつことが一つのヒントになるのかもしれません。まだまだ問題山積みでありますので、まだまだ「心配するな」とは全く言えませんが、「なんとかなるもの」という考え方を心の片すみに置いておくと、心や体を健康に保つことにつながるような気もします。

 沖縄には「なんくるないさ」(なんとかなるさ)というすてきな方言があるんだそうです。


平成28年6月14日
飯舘村長 菅野典雄