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お天道さまの話

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年8月5日

 西洋にこんな話があるんだそうです。ある貧乏な男が真夜中に娘と麦畑から麦を盗もうとしたそうです。「誰か見ている人がいたら教えるんだよ」と言って。麦畑に入って刈り始めたら、娘が「お父さん、誰か見てる!」と。父はあたりを見回したが誰もいなかった。娘は「お空の上から誰か見てるの!」って。

 以前、飯舘中の生徒さんが「やったね予算」を使って「日本人の忘れもの」という言葉を募集したところ一番多かったのが「お天道さまが見ているよ」でした。この言葉、私たち世代は小さい頃、母親やお年寄りの方によく言われてきた言葉です。今はあまり使われない言葉になってしまったので中学生の半分以上は分からなかったということがありました。「誰が見てなくとも、お天道さま(太陽)が見てるんだから悪いことは出来ないんだよ」というように道徳の教えに使われた言葉でした。

 お天道さまが見ているのは何も悪いことばかりを見ているわけではないでしょう。「良いこと」をした時もちゃんと見ていてくれるはずです。

 ある方は、スコットランドのクッキーの菓子箱にこんなカードが入っていたので大切にとっておいたという話を聞きました。「嫌なことばかり起きているあなたへ。嫌なことが一杯貯まると幸運と交換することができますよ」と。「悪いことの後には、必ず良いことがやってくる」という例えでありましょう。なかなか出来ないことですが、まもなく避難指示解除になるこの災害をこのカードのような考え方ができるようにしていきたいものですが、どうでしょうか。


平成28年7月19日
飯舘村長 菅野典雄