ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
  • 分類でさがす
  • 組織で探す
  • サイトマップ
村長の部屋メニュー
トップページ > 村長の部屋 > 投稿からの学び

投稿からの学び

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年11月5日

 とある新聞の投稿欄に、心が洗われることが載っていたので紹介してみたいと思います。

 この方は、16才の時に精神の病気になり対人関係に苦しみ自分ほど不幸な人はいないと思いながら生きてこられた45才の男性の投稿でした。

 「いろいろな人との出会いやお話を聞く中で最近になって、世界中の人が何らかの苦しみや悲しみを抱えているということが分かった。自分だけが不幸なんだと思っていたことが恥ずかしくなった」というような書き出しで始まっていました。

 「幸せな人と不幸な人は別の人だと思っていたのが、実は同じ人の中に幸せと不幸が一緒に重なってあるのだと気付いた。自分が不幸と思うのは『今』であって、10年後には忘れているかもしれない。幸せな人をうらやむのは、その人の陰の部分を知らないからなのだと思うようになった。そのようなことに気付いた時、重い荷物のようなものが降ろせました」......と。30年近くかけてたどり着いた人間としての考え方の変化のコメントを読んで、私は「このような方もいるんだな」と感動してしまいました。人間の性格や考え方はそう変わるものでも、変えられるものでもないのですが、彼は30年の年月をかけて生きる勇気や自分の立ち位置を見つけたということでありましょう。

 今、私たちはどうしても不幸の面がすぐ心によぎってしまいます。その中で、かすかな「幸」の部分を見つけ出し、自分のこれからの人生を歩いて行く手がかりや、生きがいを見つけて行くということも大切ではないのかと、この投稿から改めて、思い知らされたことでした。


平成28年10月19日
飯舘村長 菅野典雄