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世界で一番貧しい 大統領のスピーチ

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年3月5日

 2012年、原発事故の1年後のことです。地球の環境悪化について話し合うために、世界各国の代表者が集まる会議がブラジルでありました。

 そこで、ウルグアイという国の大統領のあいさつが大喝采を受けたそうです。それは「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」ということで世
界中に発信され話題になりました。内容は次のよ
うなものです。

 今の地球は、もっと便利に、もっと豊かに、もっと良いものを手に入れようとさまざまなものを作ってきた文明です。

 お陰で世の中は、おどろく程発展し便利になってきました。しかし、私たちはその仕組みをうまく使いこなしているでしょうか。むしろ、そんな仕組みに踊らされているのではないでしょうか。

 人は豊かになるために競争を繰り広げ、誰もが持っているはずの家族や友人や他人を思いやる気持ちをどこかにやってしまったのではないかと思えてなりません。

 したがって、目の前にある危機は、環境の危機ではなく、私たちの生き方の危機ではないでしょうか。

 例えば、1個の電球は1000時間以上使うと切れてしまいます。10万時間も20万時間も持つ電球があるのですが、それを作ってはいけないのです。なぜなら、電球をどんどん売っていかなければならないからです。使い捨てる文明でなければいけないからです。私たちの生活が、このままでよいのでしょうか。考えなおさないと...。

 ごくごく一部ですが、以上のような内容です。

 原発事故に遭った私たちが、いや世界中の人がこの災害から何を学び、何を次世代に残していくか、という1番大切なことをズバリ言い当てていると言ってよいでしょう。

 「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、もっともっと、と欲しがることです」

 彼のこの言葉は、人間にとって何が大切かを示唆しているので世界中の話題になったのだと思ったところでした。

 

平成29年2月13日
飯舘村長 菅野典雄