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11月15日開催 住民懇談会のようす

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印刷ページ表示 更新日:2011年12月9日

明治小仮設住宅住民懇談会
11月15日午後6時30分~
場所:飯野地域福祉センター大広間

 今日で7回目を数える懇談会は、飯野町西宮平の飯野地域福祉センターで行われました。夕方から降り始めた雨の中、センター隣の飯野仮設住宅と、旧明治小の仮設住宅から、約30人がセンターの大広間に集まりました。

 まず村長から、「2年で帰村と決めたことは、努力目標であると同時に、動きが遅い国への強いメッセージ。今、帰れないかも知れないという心配にとらわれず、まずは全村の除染に最大の努力をしたい。やっとこうして村民の皆さんとひざを交えて話ができるところまで来たし、議会とも歩調をそろえて、みんなで歩いていきたい」と挨拶がありました。

その後、議会からの挨拶、資料の説明と、会は順調に進み、質疑応答では、住民からは多くの意見などが出されました。

Q:2年で帰村というが、本当に戻れるのか。戻っても具体的にはどんな仕事ができるのか。
A:除染は世界初。専門家の意見や、草野での実証実験など、データを見ながら歩みを止めずに進めていく。食品は、たとえ規制値以下でも放射線が出れば売れないかも。花卉栽培や、バイオエタノール原料のデントコーンなどについても研究中なので、いつか機会を得てご説明したいと思っている。

Q:川俣に学校ができるというが、日ピスの製造の影響で臭いが気になる。鋳造過程では粉塵も出るというが。
A:場所選定には苦労したが、やっとあの場所を確保した。臭いについては情報があり、対処できるように考えている。粉塵は聞いていないが、対処できるようにする。

Q:仮置場は埋めるのか、地上に置くのか。
A:遮水シートを敷き、フレコンパック(大型の土嚢)を2段に積み、さらにシートで覆うという処置をする。最近になって国からも資料が来たのでお見せするよう計らいたい。

Q:これからも線量が増えるのではないか。
A:ひとりでには増えない。流れ込む泥水は警戒したい。実証実験などを繰り返し、情報はその都度お伝えして、不安を払拭したい。

Q:仮設はバリアフリーと聞いたが、スロープ以外はふつう。舗装もまだ。
A:対処を急いでいる。時期的に暖房の支援が先になっているが、早急に対処する。舗装は場所により今週から着工する予定。

Q:職員の中に、2年では帰れないという人がいる。さびしい思いをしているのに不安だ。
A:職員も不安があるが、2年の努力目標を掲げてみな一生懸命やっていることにご理解を得たい。

Q:東電からの損害賠償の書類は出すべきか。
A:東電の条件には不満が多い。現状では300件しか出されていない。原子力損害賠償支援機構や原子力損害賠償紛争センターなどをうまく利用していきましょう。

「その他、要望があったらいつでも役場へ電話を」との説明で質疑は締めとなり、県議会議員選挙の説明の後、閉会となりました。

住民懇談会のようす画像


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