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企画展「よみがえるオオカミ」開会式のようす

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印刷ページ表示 更新日:2016年6月1日

平成28年5月28日(土曜日)午前9時15分~
福島県立美術館

 火事で焼失した山津見神社(佐須)の天井のオオカミ絵が、和歌山大学、東京藝術大学大学院、ふくしま再生の会などの協力により復元され、神社への奉納を前に、福島県立美術館で公開されています。

 会期初日に行われた開会式には、観覧に訪れた村民も出席しました。和歌山大学の加藤久美教授があいさつし、「100年、200年先の未来が今日から始まります。オオカミたちが先に村へと帰ることが、復興の一助となりますように」と会場に語りかけました。また、門馬伸市副村長が、協力者や美術館関係者と共にテープカットを行い、企画展の幕が開きました。

 画面の中のオオカミたちは、遊びに夢中になったり、景色に目を留め立ち止まったり、恋に浮かれたり、家族を慈しんだり、それぞれの一場面をいきいきと生きていて、その豊かな表情が観る人を惹きつけていました。展示室には、復元されたオオカミ絵・全237点と、再建後の天井に合わせて新たに描かれた5点、さらには作者やオオカミ信仰にまつわる資料などが美しく配置されています。

 福島市内の避難先から訪れ、会場で再会した知人らと鑑賞していた市澤ナヲ子さん(深谷)は、「素晴らしいですね。(こうして復元がかなったのは)地域の人の熱意があったからなんでしょうね。そう感じます」と感想を話していました。この企画展は、7月3日まで開催されています。天井絵を間近に見ることのできる貴重な機会です。ぜひ会場を訪れてみてください。

福島県立美術館での展示のようす画像
オオカミたちの愛嬌たっぷりのようすに思わず笑みがこぼれることも。手前左端が市澤さんです


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