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「村長さんと語る会」のようす

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印刷ページ表示 更新日:2016年1月26日

平成28年1月19日(火曜日)午後2時15分~
飯舘中学校1年1組教室

 飯舘中学校の1年生と菅野村長が、避難指示解除後に学校を村内で再開することなどについて意見を交換する会が、村の主催で開かれました。

 国の避難指示が平成29年3月までに解除されるという見込みが示されたことに伴い、現在仮設園舎・校舎に移されている村の教育機関を村内に戻すための検討が、「学校等再開検討委員会」などで行われています。村では、将来につながる教育環境の確保・整備など、さまざまな状況を考慮して、帰村後の新年度から村内に戻すことを軸に検討を行っているところですが、保護者有志からは仮設延長の要望も出されており、話し合いを続けていく方針です。

 中学校では、現在の1年生が3年生になる平成29年度の新学期が、村内再開の最短時期と見込まれます。仮にそうなった場合、現2・3年生は卒業、受験期を迎える現1年生が大きな転機と向かい合うことになります。村長は、これまでの経緯や、再開時期がまだ確定していないことなどを説明した上で、「飯舘中学校を選んでくれた大切な皆さんに、どちらにしても大変な判断をお願いしなければならないことが本当に申し訳ない」と述べ、「物事には必ず良い面と悪い面があるもの。人生にはそこを判断しなければならない時があります。家族や友人とよく話し合い、一生懸命考えて、大切な人生をまた一歩、歩み出してほしい」と語りかけました。

 生徒らは「皆で一緒に卒業したい」「小さい頃からの友達との別れがこれまでも続いてきた。卒業するまで一緒にいさせてほしい」など苦しい胸の内を打ち明け、涙をこぼす人もいました。また「まだ話せていない人がいます」「こういう場がこれからも必要と思う」という意見も続きました。
菅野村長は、一つひとつの意見に応えながら、生徒らの純粋で誠実な姿をたたえ、「どんどん自分の意見を表してほしい。また機会を作っていきたい」と話していました。

「村長さんと語る会」のようす画像
「大切な自分の人生。よく考えよく話し合って」村長の言葉に静かに耳を傾ける生徒たち


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