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川内村 遠藤雄幸村長による講演会のようす

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印刷ページ表示 更新日:2015年2月23日

2月18日(水曜日)午後5時15分~
飯舘村役場飯野出張所2階会議室

 昨年10月「避難指示解除準備区域」の避難指示解除を行い、さらに「居住制限区域」を「避難指示解除準備区域」に再編した川内村の遠藤雄幸村長を招いて、「いいたて村と生きるまでいなリレートーク」の最終回となる講演会が開かれました。

 遠藤村長は、ユーモアを交えて自己紹介をした後、「先祖代々受け継いできた場所に放射性物質が降り注いでしまったことで、我々は過去も未来も否定されてしまったような喪失感をいだきました」と語り、「生きがいと誇りをどう取り戻していくか。その闘いが始まっています」と講演を始めました。

 講話の中では、震災直後から現在に至る川内村の歩みを振り返りました。また、復興に向かう現在のようすや課題についても詳しく語り、「『住民と行政』『生産者と消費者』『親と子』『高齢者と若い世代』などさまざまな立場において信頼関係を回復していくことが重要です。最大限に努力していきたい」と述べました。

 講演後には参加者からの質問にも答えました。帰村宣言ができた要因を尋ねられると、遠藤村長は「中学生から手紙をもらいました。『都会の生活に疲れました。私は「ゆふね(川内村内の施設)」の看護師になり、ふるさとで母になりたい』と。高齢者には『最後の瞬間をおらぢ(我が家)で』と泣かれました。僕でなくても何とかしなくてはと思うでしょう。『戻りたい人から戻り、不安な人は後からでもいいんですよ』とするには『解除』が前提でした。生まれ育った所に情熱を傾けたい。それに尽きます」と話しました。

 会のすべてが終了し席を後にする遠藤村長には、会場から大きな拍手が送られました。

講演会の様子画像
「我々が礎(いしずえ)。生まれ育った所に情熱を傾けたい」と言葉に力を込める遠藤村長


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