愛楽故郷味（第13回）

アイデアと熱い想いに飯舘村が彩られた夏

　立っているだけで汗が噴き出す猛暑の8月。「ワクワク」を彩るイベントが多数開催されました。

　5日のお昼から開催された「いいたてアカペラヴィレッジ」は、上飯樋地区のゲストハウスCOCODAに宿泊しながら村を楽しんできた大学生達のアイデアが見事に実現したものです。「アカペラを披露することで村を盛り上げたい」という学生の熱意が、都内をはじめ、全国のアカペラグループを村に呼び寄せてくれました。是非、今後も学生ならではのアイデア、若さを生かした行動力で、村に躍動を与えて頂けたら幸いです。

　同日の夜は、第2回目となる「いいたてナイター駅伝2023」も開催されました。特筆すべきは「飛び賞」の商品となった精肉店「肉のゆーとぴあ」の飯舘産黒毛和牛のお肉です。大学生達がナイター駅伝で獲得したものを一口だけ頂きましたが、お肉を口にした一同が絶賛する美味しさでした。時期によって二枚橋地区の「田舎レストランLa Kasse（ラ・カッセ）」でもご賞味いただくことが出来ますので、ぜひ皆さまにも味わって頂きたいと思います。

　今月はこの他にも、ふるさとの担い手によるイベントが盛りだくさんでした。飯舘村は皆さまの「ワクワク」や「これがしたい！」という熱い想いを大切にして参ります。

　8月28日、福島県教育長に「飯舘村のなりわい創出に向けた相馬農業高等学校飯舘校の活用にかかる要望書 」を提出して参りました。高齢化率が上昇し続けている村にとって、医療・介護のための自主財源を確保すること、子育て世代・働く世代を増やすことは急務であり、その大前提となる「働く場所」「産業」の創出の一環となる「飯舘校敷地を活用した産業団地整備（構想）」について、今月号に同封しました。9月25日までの間、村役場および交流センターに設置するご意見ボックス、または飯舘村HPお問い合わせフォームをご利用頂き、村民の皆様のご意見をぜひお寄せください。

　ゆく夏を惜しむように、色とりどりの花々が咲き誇っております。

　9月以降もまだまだ暑い日が続きます。お体の声に耳を傾け、ご自愛くださいますようお願い申し上げます。