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令和4年 新春のごあいさつ

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印刷ページ表示 更新日:2022年1月1日

ふるさとを味わい磨き上げる新年に向けて

 あけましておめでとうございます。

 お元気で新年をお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。

 昨年は、各自治体との連携によるワクチン接種など、村民の皆様の命と生活を守る取組みを第一とした一年でした。

 皆様の格段のご理解とご協力により、全村民のワクチン接種率は約90%に到達し、県内の感染状況もひとまず落ち着いております。これも一重に、お一人お一人が日々の生活の中で粘り強い感染防止対策を徹底いただいたことによるものと、あらためて感謝申し上げます。

 村としても、3回目のワクチン接種会場を村内に設けることとし、2月末から村が個々の接種日の割当てをする予約不要の集団接種を実施することと致しました。

 皆様におかれましても、昨年末に給付致しました「新型コロナウイルス感染予防のための給付金」や「子育て世帯への臨時特別給付金」をぜひ有効にご活用いただき、さらに健やかな日々をお過ごしいただきたく存じます。

 一昨年10月末に村長に就任してからのこの一年、新たにご家族で移住される方、農畜産業に携わる方、お店を開く方、村にこだわった産品作りに邁進される方など、意欲の高い方々が村に彩りを加えています。

 これは、今ある状況をチャンスと捉え、前向きに行動に移していく、という「気風」を村民の皆様が培ってきて下さったからです。村の気風を感じる「ふるさとの担い手」が、それぞれのお立場で、村「を」楽しむ、村「で」楽しむことが、ふるさとへの誇りと愛着を育み、村を元気にしていく原動力になります。

 令和4年度の指標を「次世代・継承」「なりわい」「10年後を見据える」「帰還困難区域」としました。

 震災のときに小学生だった方も、今や多くが成人を迎えられています。村の内外分け隔てなく新たな世代が可能性を見出だす「わくわくするふるさと」を創出することが1点目の「次世代・継承」の目標のひとつです。

 2点目の「なりわい」は、企業誘致、起業支援を含む産業創出を強力に進めるということです。

 この一例として、昨年12月に木質バイオマス発電施設緊急整備事業が国の事業採択を受け、村議会の議決をいただきました。里山の再生、村経済の活性化・村民所得の向上、ふくしま全体の復興への貢献、脱炭素社会(ゼロカーボン)の推進、廃熱を利用した未来志向型農業の振興という5つの大きな効果が、村の根幹となる「人」を増やすことに直結する一石六鳥の持続可能な事業です。

 3点目の「10年後を見据える」は、復興期間後の村を見据えた施策に取組むということです。

 4点目の「帰還困難区域」は、村の最重要課題のひとつであり、長泥地区拠点区域の令和5年春の避難指示解除に向けて、さらに取組みを加速していきます。

 私たち飯舘村民の中に息づく「開拓」の魂を胸に、誰もが輝かしい未来を描き続けていける村に向かって、全力を尽くして参ります。

 本年が皆様にとりまして、豊かで幸多い一年となりますよう、ご祈念申し上げ、私からの新年のご挨拶といたします。


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